Gmailのクライアント側暗号化のためのハードウェア鍵証明書管理:2025年6月30日

概要

本記事は、2025年6月30日に公開された Google Workspace Updates の内容を、独自に日本語に翻訳したものです。
現時点では、Google 公式の日本語版サイトにはまだ翻訳が掲載されていないため、速報的に内容をお届けしています。
原文のニュアンスや用語の選定には注意を払っておりますが、解釈の違いや誤訳が含まれる可能性もあります。正確な情報は、後日公開される日本語版公式ブログもあわせてご確認ください。
※なお、翻訳時点では一部の機能が日本語環境(日本国内向けの Google Workspace)では未実装の可能性もあります。その点もご留意のうえ、ご活用いただけますと幸いです。

Gmailでは、PIV/CACスマートカードなどのハードウェアキーを持つユーザーが、Gmail設定内でデジタル署名と暗号化証明書を直接管理できるようになりました。このアップデート以前は、管理者がユーザーの暗号化キーをアップロードする必要がありました。これにより、ユーザーは管理者でなくても、Gmailで自分のキーを設定できるようになりました。

[ Gmail ]>[ 設定 ]>[ アカウント ]>[ 暗号化証明書 ]

補足情報

Google Workspace では、セキュアバイデザインの暗号化ライブラリを使用して保存中および送受信時にデータを暗号化しますが、クライアント側の暗号化により、暗号化キーとデータへのアクセスをお客様が単独で管理できるようになります。クライアント側での暗号化により、メール本文や添付ファイルに含まれる機密データは Google サーバーで解読されることはありません。暗号化キーと、そのキーにアクセスするためのアイデンティティ・サービスのコントロールは保持されます。詳細については、Google の発表Google Workspace ブログをご覧ください。

ご利用にあたって

  • 管理者:ユーザーがハードウェア キーから証明書を追加するには、まず Google Workspace Hardware Keys アプリケーションを有効にして、ユーザーのマシンにインストールする必要があります。
  • エンドユーザー:暗号化にハードウェア キーを使用する方法については、ヘルプ センターを参照してください。

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