Gemini in Google スプレッドシートが、動的で参照しやすいテーブルの作成を支援します:2025年8月27日

本記事は、2025年8月27日に公開された Google Workspace Updates の内容を、独自に日本語に翻訳したものです。
現時点では、Google 公式の日本語版サイトにはまだ翻訳が掲載されていないため、速報的に内容をお届けしています。
原文のニュアンスや用語の選定には注意を払っておりますが、解釈の違いや誤訳が含まれる可能性もあります。正確な情報は、後日公開される日本語版公式ブログもあわせてご確認ください。
※なお、翻訳時点では一部の機能が日本語環境(日本国内向けの Google Workspace)では未実装の可能性もあります。その点もご留意のうえ、ご活用いただけますと幸いです。

概要

テーブル変換のインテリジェントな提案機能の導入に続き、Gemini を活用してGoogle スプレッドシートのテーブル機能をさらに強化します。今後「テーブルに変換」の提案を受け入れると、Gemini が自動的にデータをテーブル形式に整え、意味のあるテーブル名(例:Project_Status)を生成します。

テーブルはデータの整理に役立ち、並べ替えやフィルタリングといった一般的な作業を簡素化します。また、テーブル参照の利用も可能にすることで、セル座標の代わりにテーブルの意味のある名前を使用できます。例えば、=SUM(E2:E15) のような数式が、より説明的な =SUM(Office_Expenses[Amount]) に変わります。これらの名前は読みやすく理解しやすいだけでなく、入力時に数式補完候補として表示されるため記述も容易です。

重要なのは、テーブル参照が動的である点です。テーブルから行を追加・削除すると数式範囲が自動的に拡張・縮小されるため、手動でセル範囲を編集することなく、常に最新かつ正確な計算が保証されます。

ご利用にあたって

  • エンドユーザー:
    • この機能はデフォルトで有効になっており、[ツール] > [提案の制御] > [テーブル提案を有効にする] の選択を解除することで無効にできます。
    • 詳しくは、ヘルプセンターでGoogle スプレッドシートでのテーブルの使用方法についての記事をご覧ください。

リリーススケジュール

  • 即時リリースを利用しているドメイン: 現在展開中、段階的に展開(最長15日で機能が実装されます))
  • 計画的リリースを利用しているドメイン: 2025年9月12日以降、段階的に展開(最長15日で機能が実装されます)

対象

Google Workspace で利用可能: 

  • Business Standard および Plus
  • Enterprise Standard および Plus
  • Gemini Education または Gemini Education Premium アドオンをご利用のお客様
  • Google AI Pro および Ultra

以下のアドオンを過去に購入された方も本機能をご利用いただけます:

  • Gemini Business*
  • Gemini Enterprise*

*2025年1月15日をもって、Gemini Business および Gemini Enterprise アドオンの販売を終了しました。詳細はこちらの発表をご覧ください。

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