本記事は、2025年9月25日に公開された Google Workspace Updates の内容を、独自に日本語に翻訳したものです。
現時点では、Google 公式の日本語版サイトにはまだ翻訳が掲載されていないため、速報的に内容をお届けしています。
原文のニュアンスや用語の選定には注意を払っておりますが、解釈の違いや誤訳が含まれる可能性もあります。正確な情報は、後日公開される日本語版公式ブログもあわせてご確認ください。
※なお、翻訳時点では一部の機能が日本語環境(日本国内向けの Google Workspace)では未実装の可能性もあります。その点もご留意のうえ、ご活用いただけますと幸いです。
概要
より詳細なインシデント調査をサポートし、この重要なセキュリティデータへのアクセスを拡大するため、Gmail 監査ログにいくつかの変更を加えました。
1. 監査および調査ツールへのGmailログイベントの追加
これまでセキュリティ調査ツール( [ セキュリティ ] > [ セキュリティ センター ] > [ 調査ツール ] )へのアクセス権を持つお客様のみが利用可能だったGmail ログイベントが、Gmail をアプリケーションとして有効化している場合、監査および調査ツール( [ レポート ] > [ 監査と調査 ] )へのアクセス権を持つお客様もご利用可能になります。この変更は現在利用可能です。
2. AdminSDK レポート API への Gmail ログイベントの追加
Gmail ログイベント が Google Workspace Admin SDK Reports API で利用可能となり、プログラムによるデータアクセスが可能になりました。
3. Gmail ログイベント向け Gemini データアクセスログ
Gemini によるデータアクセス方法の詳細なレポート作成を求めるお客様からのフィードバックに対応し、Gemini アプリまたはGemini for Workspace アプリがユーザーに代わってGmail メッセージにアクセスした際に「メッセージコンテンツアクセス」ログイベントが発生するようになります。これらのイベントのクライアントタイプは「API」、アクターアプリケーション名は「Gemini またはGemini for Workspace」となります。これらのイベントは今後数週間かけて段階的にお客様に提供されます。
影響を受けるユーザー
管理者
利点
詳細な監査ログは、組織がサイバーセキュリティインシデントを調査し、データ使用状況を把握する上で不可欠です。本日発表された変更により、この重要なデータへのアクセスが拡大され、実行可能な分析の深度が向上します。
リリース スケジュール
- 段階的展開 – 上記の各変更に関するリリース時期の注意事項をご確認ください。
ご利用にあたって
- 管理者: 変更が利用可能になり次第、監査および調査ツールまたはAdmin SDK(Reports API)のいずれかで分析を開始できます。
- エンドユーザー: エンドユーザーによる設定は必要ありません。
対象
- 監査ログ対象ライセンスのGoogle Workspace で利用可能です。ライセンスタイプごとの監査ログ利用状況の詳細については、こちらのヘルプセンター記事をご確認ください。
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