一部のGoogle Meet ユーザーを対象としたコンプライアンス録画と文字起こしの自動化

本記事は、2025年12月09日に公開された Google Workspace Updates の内容を、独自に日本語に翻訳したものです。
現時点では、Google 公式の日本語版サイトにはまだ翻訳が掲載されていないため、速報的に内容をお届けしています。
原文のニュアンスや用語の選定には注意を払っておりますが、解釈の違いや誤訳が含まれる可能性もあります。正確な情報は、後日公開される日本語版公式ブログもあわせてご確認ください。
※なお、翻訳時点では一部の機能が日本語環境(日本国内向けの Google Workspace)では未実装の可能性もあります。その点もご留意のうえ、ご活用いただけますと幸いです。

概要

金融サービス業界をはじめとする各組織が厳格な規制上のアーカイブ要件を満たせるよう、本日、Google Meet の新機能「コンプライアンス録画」を導入いたします。管理者がこの機能を有効にすると、登録組織による規制監視が必要な特定のユーザーまたはグループに対し、会議の録画と文字起こしの取得を自動的に実行できるようになります。この機能は、SEC(米国証券取引委員会)、FINRA(全米証券業協会)、CFTC(米商品先物取引委員会)などが義務付ける通信記録の保存および監督規則への、金融機関による準拠を支援するものです。これにより、企業は FINRA 規則 3170 や CFTC 17 CFR 1.31 といった特定の規制を遵守するために必要な形式で、デジタル通信を保持、監視、保存することが可能になります。また、本ソリューションは、その他のグローバルな金融サービス規制(MiFID II など)や、ヘルスケア、公共部門といった他業界における規制要件など、幅広い用途にも活用いただけます。なお、本機能は Assured Controls アドオンの一部として提供されます。

本記事では、本ソリューションによる管理の対象となるユーザーを「規制対象ユーザー」と呼びます。これには、規制要件を遵守するために監視が必要なあらゆる人物が含まれ、登録済みのブローカーやディーラー、コンプライアンス担当者、およびそれらのグループとコミュニケーションを取る広範な従業員などが該当します。

Google Meet の新コンプライアンス対応録画機能

利点

  • 規制要件への準拠: 規制対象ユーザーに対してコンプライアンス録画を有効にすると、そのユーザーが参加するGoogle Meet の会議が自動的に録画され、文字起こしが取得されます。録画データと文字起こしは、適切な保持ポリシーが適用された WORM(一回書き込み・多数回読み出し)準拠 Google Cloud Storage(GCS)バケットに保存されるため、規制アーカイブに不可欠な不変の記録が保証されます。
  • コラボレーション機能の有効化: これまで、規制対象となる組織はSEC(米国証券取引委員会)の規則を遵守するために、チャットや画面共有といったGoogle Meet の有用なコラボレーション機能を無効にせざるを得ないケースがありました。今回の新しい仕組みでは、規制対象ユーザーが会議に参加すると、録画と文字起こしの改ざん不能な記録が自動的に作成されるため、機能のオン / オフに関わらず、すべての参加者がGoogle Meet の標準的な操作感を維持したまま利用できるようになります。
  • ユーザー エクスペリエンス: すべての会議参加者は、通話を中断されることなく利用できます。また、規制対象ユーザーのコミュニケーションは規制遵守の目的で自動的にアーカイブされるため、安心して業務を継続できます。

コンプライアンス録画の仕組み 

コンプライアンス録画は自動的に実行され、録画開始後に参加者が停止させることはできません。

  • 表示: 規制対象ユーザーが会議に参加している場合、すべての参加者に「コンプライアンス バッジ」が表示されます。このバッジを非表示にすることはできません。また、ウェブ版の事前チェック画面や、録画開始時にも通知が表示されます。
  • 保存と共有: 録画データと文字起こしは、参加者に自動共有されたり、Google カレンダーの予定に添付されたりすることはありません。また、ユーザーにメール通知が送信されることもありません。これらはコンプライアンス アーカイブ専用として保存されます。
  • 制限事項:ユーザーはこれらのコンプライアンス録画にアクセスできません。
    • 個人用のコピーが必要な場合は、各自で会議を録画する必要があります。
    • 既存のGoogle Meet 録画と同様に、コンプライアンス録画は最大8時間に制限されています。8時間経過後は、規制対象ユーザーが会議から退出させられる場合があります。
    • 規制対象ユーザーがブレイクアウト セッションに参加した場合、そのセッションの内容は録画されません。
  • 音声と動画のオプション: 管理者は、「音声のみ」または「音声と動画」のいずれを録画するかを選択できます。

ご利用にあたって

  • 管理者: コンプライアンス録画の設定は、デフォルトでオフになっています。この設定は、組織部門(OU)または設定グループ単位で適用できるため、規制対象ユーザーのみを対象に設定することが可能です。本機能はライセンスと紐付いているため、対象となるアドオン ライセンスを所有しているユーザーのみにこれらの措置が適用されます。
  • エンドユーザー: エンドユーザーによる操作は不要です。コンプライアンス目的の録画および文字起こしは自動的に実行されます。会議中の通知と常時表示される「コンプライアンス バッジ」を除き、ユーザーは録画プロセスを意識することなく、普段通りスムーズに会議を行うことができます。

リリース スケジュール

  • リリースは完了しています。

対象

  • Google Workspace Assured Controls またはAssured Controls Plus アドオン ライセンスをご利用のお客様

関連情報

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です