本記事は、2024年6月27日に公開された Google Workspace Updates の内容を、独自に日本語に翻訳したものです。
現時点では、Google 公式の日本語版サイトにはまだ翻訳が掲載されていないため、速報的に内容をお届けしています。
原文のニュアンスや用語の選定には注意を払っておりますが、解釈の違いや誤訳が含まれる可能性もあります。正確な情報は、後日公開される日本語版公式ブログもあわせてご確認ください。
INDEX
- 8つの新しいアップデート
- Google ドライブでのMicrosoft Office のサポートを提供
- Imagen 4 を使ってGoogle ドキュメント、スライド、ビデオを多言語で画像生成可能に
- Gmail で最も関連性の高い検索結果を表示
- 会議の自動録画、議事録、メモ機能が7つの言語で利用可能に
- Google Meet のスタジオ照明がすべてのデバイスで利用可能に
- Gemini モバイルアプリでGooge Workspace ユーザーが動画ファイルのアップロード可能に
- Gemini でスケジュールされたアクションの生産性を高める
- Google ドライブのログイベントに検索関連情報が含まれるようになりました
- 過去のお知らせ
- 既存のGoogle フォームに返信可能なユーザーを細かく設定できるオプションを追加
- Google ClassroomがSTLink SISでの成績のエクスポートとデータのインポートをサポートしました。
- 2025年9月15日よりGoogleグループの「管理者」と「閲覧者」が変更されます。
- Gemini in Google スプレッドシート を使ってデータを生成する
- さらに多くのファイルの種類の要約をGoogle Chatで直接見ることができます。
- Google チャット用 GitHub アプリのアップデート
- Gemini アドオンは、Workspace Business およびEnterprise のお客様の管理コンソールのサブスクリプションの下に表示されなくなります。
- Google AI Ultra for Business のご紹介: 高度な AI 機能と次世代ツールへのアクセスを提供
- 機密性の高い管理者アクションに対する複数当事者承認のよりきめ細かいコントロールの導入
- リリースが完了した機能
8つの新しいアップデート
別途記載のない限り、以下の機能は Google Workspace をご利用のすべてのお客様に提供されます。これらの機能のリリースは完了しているか展開中です。即時リリースと計画的リリースの両方が同時に行われる場合、展開は 15 営業日以内に完了します。同時に行われない場合、展開は各ステージごと、15 営業日以内に完了します。
Google ドライブでのMicrosoft Office のサポートを提供
Microsoft Office ファイルをシームレスにご利用いただけるように、PDFを含むMicrosoft Office のファイルをGoogle ドライブで開けるようになりました。|現在、即時リリースと計画的リリースを利用しているドメインに展開中です。|Google Workspace ご利用のお客様、Google Workspace Individual に登録されているユーザーの方、および個人のGoogle アカウントをお持ちのユーザーの方が対象です。Microsoft Office ファイルの操作方法についての詳細は、ヘルプセンターをご覧ください。
Imagen 4 を使ってGoogle ドキュメント、スライド、ビデオを多言語で画像生成可能に
最高品質の画像モデル、Imagen 4 がご利用いただけます:
- きわめて優れたテキストレンダリングとプロンプトの忠実度
- すべてのスタイルでより高い全体的画像品質
- 20以上の言語で多言語プロンプトをサポート
現在、即時リリースと計画的リリースを利用しているドメインに展開中です。Google Workspace Business および Enterprise ユーザーの方、かつ、Gemini in Google ドキュメント、Gemini in Google スライドにアクセス可能なユーザーの方および Gemini in Google Vids にアクセス可能なユーザーの方が対象です。|Gemini スライド、Vids、ドキュメントとの共同作業についての詳細は、ヘルプセンターをご覧ください。
Gmail で最も関連性の高い検索結果を表示
長年に渡り、より少ない労力でGmail 内検索でお探しのものを正確に見つけられるように、アップデートを実施してきました。3月には、ユーザーの方が最も関連性の高い検索結果を素早く表示するAIによるより優れた検索機能を発表しました。そして本日、この機能をビジネス用にも拡張する運びとなりました。ただキーワードに基づいて時系列にメールを表示するのではなく、Gmail の検索結果は、新着順、最もクリックされたメール、頻繁に使う連絡先の様な要素が考慮されるようになりました。このアップデートにより、お探しのメールが検索結果の上位に表示される確率が各段に高まり、貴重な時間を節約し、より簡単に重要な情報を見つけられます。更に、「最も関連性の高い」結果と「最も新しい」結果から選択することもできます。|現在、即時リリースと計画的リリースを利用しているドメインに展開中です。Google Workspace ご利用のお客様、Google Workspace Individual に登録されているユーザーの方、および個人のGoogle アカウントをお持ちのユーザーの方が対象です。|Gmailでの検索についての詳細は、ヘルプセンターをご覧ください。
検索ビューのビフォー&アフター。検索結果は時系列ではなく関連性の順に分類され、目的の結果をより迅速に見つけられるようになりました。
会議の自動録画、議事録、メモ機能が7つの言語で利用可能に
現在、事前に管理者が設定された会議の録画、議事録、あるいは、Google Meet の「Take notes for me」を新規会議でデフォルトとして設定すると、成果物は英語でつくられます。本日、以下のとおり利用可能な言語を拡大しました。
- フランス語
- ドイツ語
- イタリア語
- 日本語
- 韓国語
- ポルトガル語
- スペイン語
会議ホストの言語がサポートされていれば、会議の成果物は自動的にその言語で生成されます。|現在、即時リリースと計画的リリースを利用しているドメインに展開中です。|会議の録画と議事録が利用可能なのは、Google Workspace Business Plus 、Enterprise Essentials Plus 、 Enterprise Standard / Plus 、 Education Plus および Teaching and Learning アドオンです。|「Take notes for me」は、Business Standard、Business Plus、Enterprise Standard、Enterprise Plus、 the Gemini Education and Education Premium アドオンおよびGemini Business、Gemini Enterprise 、AI Meetings & Messages アドオンを購入済みのお客様にご利用いただけます。|管理者はヘルプセンターを参照し、所属組織の会議中の自動成果物についての設定・選択に関する詳細をご確認ください。|エンドユーザーは、ヘルプセンターを参照し、会議の録画、議事録の使用、Gemini in Google Meet を使ってメモを取る方法についてご確認ください。|会議ホストと共同ホストはGoogle カレンダー招待でこれらの設定を編集し、会議中にこれらの成果物をオフにすることもできます。
Google Meet のスタジオ照明がすべてのデバイスで利用可能に
Google Meet のスタジオ照明がすべてのデバイスで利用できるようになりました。機械学習を使って、Gemini in Meet はスタジオ品質の証明を再現したり、ビデオフィードの光の位置や明るさを調整して会議に向けて完璧な状態に仕上げます。|現在利用可能です。|即時リリースと計画的リリースを利用しているドメインへの公開は完了しています。|Google Workspace Business Standard および Plus、Enterprise Standard および Plusでご利用いただけます。|ビデオ体験の向上についての詳細は、ヘルプセンターをご覧ください。
Gemini モバイルアプリでGooge Workspace ユーザーが動画ファイルのアップロード可能に
モバイルデバイスに保存されている動画をアップロードして、Gemini モバイルアプリでプロンプトに更にコンテキストを提供できるようになりました。Gemini に動画の要約を依頼したり、動画について具体的な質問をしたりすることもできます。|即時リリースと計画的リリースを利用しているドメインへの公開は完了しています。|Gemini アプリにアクセスできるすべてのGoogle Workspace のユーザーの方が利用できます。|Gemini アプリでアップロードし分析する方法の詳細は、ヘルプセンターをご覧ください。
Gemini でスケジュールされたアクションの生産性を高める
Gemini でスケジュールされたアクションを使って、パーソナライズされたアップデートを作成したり、リマインダーを設定したり、チャットや既存のプロンプトに基づいて決まったタスクを完了できるようになりました。これらのアクションは、一度きりのリマインダーでも毎日または毎週のアップデートでもお好みの頻度に設定可能です。以下の通り、スケジュールされたアクションを使うにはいくつかの方法があります:
- Google カレンダー、ToDo リスト、未読メールの毎日のまとめ
- デイリー ニュースブリーフィング:その日のトップニュースや特定のトピックについて簡潔で理解しやすい要約をお届けします。
- 競合環境モニタリング:特定の業界のオンラインニュース、プレスリリース、ソーシャルメディアコンテンツなどをモニターします。
- 週間語彙ビルダー:各自の学習レベルに合わせた、定義と例文付きの新しい語彙の厳選されたリストを提供します。
即時リリースと計画的リリースを利用しているドメインへの公開は完了しています。|Google Workspace for Gemini のウェブとモバイル版の対象エディションおよびサポートされているすべての言語でご利用いただけます。この機能は、現時点で18歳以上のユーザーのみが利用できます。|管理者:Gemini をGmail、GoogleカレンダーおよびGoogle ドライブのようなアプリで有効にするには、Gemini のWorkspace アプリがオンになっている必要があります。|エンドユーザー: Gemini のアクションをスケージュールするについての詳細は、ヘルプセンターをご覧ください。
Google ドライブのログイベントに検索関連情報が含まれるようになりました
セキュリティ調査ツールのGoogle ドライブ ログイベントに検索イベントを追加しました。これには、検索から返されたリソース、ユーザーが入力したクエリなどが含まれます。管理者は、この情報を使って正常な検索動作が行われているか、あるいは、操作が異常でデータ流出の可能性を示しているかどうかを評価できます。この情報は、API経由で照合可能です。詳細はAPI ドキュメントをご覧ください。|即時リリースと計画的リリースを利用しているドメインへの公開は完了しています。|Google Workspace Business Starter、StandardおよびPlus、Enterprise Starter、StandardおよびPlus、Education Fundamentals、StandardおよびPlus、Frontline StarterおよびStandardでご利用いただけます。|Goolge ドライブ ログイベントとセキュリティ調査ツールについての詳細は、ヘルプセンターをご覧ください。
過去のお知らせ
以下のお知らせは、今週初めにワークスペース・アップデートのブログで発表されたものです。詳細については、元のブログを参照してください。
既存のGoogle フォームに返信可能なユーザーを細かく設定できるオプションを追加
新しく作成したフォームで利用可能なだけでなく、本日付けで既存のフォームでもこのオプションはご利用いただけるようになりました。これにより、フォーム作成者は既存のフォームあるいは古いフォームをアップグレードし、返信者に対してより細かい制限を設けることができるようになります。|既存フォームのコントロールについてはこちらをご覧ください。
Google ClassroomがSTLink SISでの成績のエクスポートとデータのインポートをサポートしました。
Google Classroomの教師は、革新的なEdtechプラットフォームを提供する韓国のサードパーティ製生徒情報システム(SIS)、Bubblecon STLinkとの新しい統合により、選択した情報をエクスポートおよびインポートできるようになりました。| Bubblecon STLinkについて詳しくはこちらをご覧ください。
2025年9月15日よりGoogleグループの「管理者」と「閲覧者」が変更されます。
2025年9月15日より、Google Groupsのパーミッションが変更されます。Google グループの変更について詳しくはこちらをご覧ください。
Gemini in Google スプレッドシート を使ってデータを生成する
現在、Gemini in Google スプレッドシートを利用することで、グラフや価値ある洞察を生成することができます。今週、AI関数の力で、スプレッドシートのセルに直接AIを導入できることを嬉しく思います。| Google スプレッドシートのAI関数の詳細については、こちらをご覧ください。
さらに多くのファイルの種類の要約をGoogle Chatで直接見ることができます。
今年初め、Google チャットの会話内で共有された Google ドキュメント、スライド、スプレッドシートのファイルをユーザーが簡単に要約できる機能を紹介しました。本日、この機能を PDF、Office(Word、Excel、PowerPoint)、CSV、txt、zip ファイルに拡張し、チャット内のドライブリンクとして共有できるようになりました。| 詳しくは、チャットのサマリーに関するブログ投稿をご覧ください。
Google チャット用 GitHub アプリのアップデート
Google チャット用 GitHub アプリの全体的な使い勝手を向上させるアップデートと機能を発表します。| 詳しくは、GitHub app for Google Chat に関するブログ投稿をご覧ください。
Gemini アドオンは、Workspace Business およびEnterprise のお客様の管理コンソールのサブスクリプションの下に表示されなくなります。
2025年1月、私たちはBusiness およびEnterprise 製品にプレミアムAI 機能を直接導入する計画を発表し、お客様とそのユーザーの生産性、創造性、革新性の向上を支援し、働き方を変革します。また、2025年1月31日以降、Gemini アドオンの課金を停止します。| 詳しくは、アドオンサブスクリプションに関するブログ投稿をご覧ください。
Google AI Ultra for Business のご紹介: 高度な AI 機能と次世代ツールへのアクセスを提供
Google AI Ultra for Business は、AI 機能やモデルへの最高のアクセスと次世代 AI ツールへのアクセスを提供する新しい Workspace アドオンです。| 詳しくは、Google AI Ultra for Business に関するブログ投稿をご覧ください。
機密性の高い管理者アクションに対する複数当事者承認のよりきめ細かいコントロールの導入
昨年、マルチパーティ・アプルーブメント(MPA)というセキュリティ機能を導入しました。マルチパーティ・アプルーブメントは、他の管理者が開始した特定の重要なアクションを管理者が承認することを要求するセキュリティ機能です。本日、私たちはこの機能を強化し、管理者がより詳細な制御ができるようにしました。| 詳しくは、マルチパーティ・アプルーブの詳細な制御に関するブログ投稿をご覧ください。
リリースが完了した機能
以下の機能は、即時リリースを利用しているドメイン、計画的リリースを利用しているドメイン、またはその両方への公開が完了しています。詳しくは、元のブログ投稿をご確認ください。
即時リリースを利用しているドメイン:
計画的リリースを利用しているドメイン:
即時リリース / 計画的リリースを利用しているドメイン:
- Google Meet とCisco Webex の相互運用性に、有線HDMI 接続による提示コンテンツを追加
- Google ドライブにPDF サマリーカードを追加
- Google フォームの回答を制御するための新しい管理者設定の追加
- 管理コンソールでデータ移行ログイベントを利用可能に
- Android およびiOS 端末でのファイルアップロード操作の改善
- Android 端末のGoogle ドライブでビデオプレーヤーが利用可能に
- Google スプレッドシート API でファイルおよびピープルスマートチップのサポートが利用可能に
- Google Classroom が STLink SIS での成績のエクスポートとデータインポートのサポート開始
過去 6 か月間のお知らせのまとめについては、Google Workspace の最新情報をご確認ください。
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