本記事は、2025年7月16日に公開された Google Workspace Updates の内容を、独自に日本語に翻訳したものです。
現時点では、Google 公式の日本語版サイトにはまだ翻訳が掲載されていないため、速報的に内容をお届けしています。
原文のニュアンスや用語の選定には注意を払っておりますが、解釈の違いや誤訳が含まれる可能性もあります。正確な情報は、後日公開される日本語版公式ブログもあわせてご確認ください。
※なお、翻訳時点では一部の機能が日本語環境(日本国内向けの Google Workspace)では未実装の可能性もあります。その点もご留意のうえ、ご活用いただけますと幸いです。
概要
AppSheet Enterprise Plus のユーザーは、Gemini が提供する新しいAI タスクを、既存のAppSheet オートメーションに直接追加できるようになりました。これにより、AppSheet は、アップロードされた写真から重要な情報を自動的に抽出し、複雑なPDF を解析し、内容に基づいて受信したリクエストを分類、ルーティング、優先順位付けすることができます。また、統合されたAI タスクステップテスト機能を使用して、ワークフロー内の個々のステップを迅速にテストすることもできます。
本日より、AIタスク、「抽出」、「分類」機能がAppSheet のオートメーションに組み込めるようになりました。詳しくはプレビューのお知らせをご覧ください。

表紙から書籍情報を抽出するGeminiの例
補足情報
プレビューから一般提供までの間に、さらにいくつかの改良を行いました:
- AI タスクは、より多くのタイプの列、特にREF タイプの列をサポートするようになり、リンクされたテーブルの情報を活用できるようになりました。
- 画像やPDF ファイルだけでなく、データソースにホストされている非構造化テキストデータからも情報を抽出できるようになりました。つまり、AI タスクの入力としてText 列やLongText 列を選択することができます。
- 管理者向けには、AppSheet の管理コンソールに、組織が権利を持つクレジットの数、消費された数、ユーザーやアプリケーションによる使用状況が表示されるようになりました。詳しくはAppSheet ヘルプセンターをご覧ください。
さらに、AI タスクステップテスト機能を使用してインラインテストを実行すると、この機能が一般的に利用できるようになったため、AppSheet の一般的な自動化制限と資格クレジットにカウントされます。
ご利用にあたって
- 管理者:管理者は、Gemini によるAI タスクの使用を制御または無効にするためのガバナンスポリシーを定義することができます。- 自動化で AI を使用できるアプリ作成者を制御する方法については、詳しくはこちらをご覧ください。
- エンドユーザー:ヘルプセンターで、自分のアプリにAI タスクを設定する方法をすぐに学ぶか、このAppSheet テンプレートアプリのコピーを作成するだけです。
リリーススケジュール
- 現在利用可能です。
対象
- AppSheet Enterprise Plus をご利用のGoogle Workspace のお客様にご利用いただけます。
コメントを残す